はじめてのピーター・ルーガー・ステーキハウスに挑む

先日、お世話になっている先輩に誘ってもらい、恵比寿にあるピーター・ルーガー・ステーキハウスに行ってきました。
正直、身の丈に合ってなさ過ぎましたが、脳に焼印されるほど記憶に残る美味しさでした。

この記事を読んで、僕のようなノンセレブの方でも記念日等で利用される際、スマートに『入店→注文→食事→会計』ができるようイメトレの参考になれば幸いです。

なお、あらかじめ謝罪ですが、興奮と緊張で外観の写真および店内の写真を撮り忘れてしまいました。
(僕の記事に行き着くほどネット探索されているということは、既にご自身でお調べになっていると思いますが。。)
それでは行きましょう。

1.アクセス

まずは、それっぽくお店のアクセスからです(JRから)。

①JR恵比寿駅に着いたら東口改札から出ます。

②動く歩道「スカイウォーク」に身を委ねます。

③スカイウォークの終点とともに構内を抜けると、目の前に横断歩道が現れます。

④横断歩道を直進すると恵比寿ガーデンプレイスですが、そこをグッと堪えて左折してください。  
※僕はピーターの呼ぶ声が聞こえたので直進しましたが、普通に間違えでした。

⑤左折して50mちょっと歩くとレンガ造りの建物が見えてきますので、そちらがお待ちかねのピーター・ルーガー・ステーキハウスでございます。東口改札からゆっくり歩いても10分あれば到着できるのではないでしょうか。

2.緊張の入店

今回は誘っていただいた先輩を含め、4人で18時30分からディナーを予約していました。
お店の前で待ち合わせ、まずは先輩に大きな声で御礼を申し上げたのち、入店。

入って早速、間接照明でまとめられた落ち着いた受付に迎えられます。
おごそかさを感じます。自然と足に力が入ります。

先輩が予約の名前を告げ、気品に溢れたクロークスタッフに上着を預かっていただきます。スタッフから「素敵なお召し物ですね。」とさり気なく先輩に一言。
さすが天下のピーター・ルーガーだと感激(僕のお召し物にはしっかりノーコメントだったのが説得力増します)。
ここでクロークの管理番号札を渡されますが、代表者に1枚だけ渡されるようなので受け取った方は、無くさないように注意です。

スタッフに案内されるがまま、ひたすら思考停止のドラクエ状態でついていきます。

2階まであがったところで空間が開け、広々したホールに4人掛けの丸テーブルが程よい感覚で15席ほど並んでいました(たぶん)。
ブラウン調の落ち着いた空間に、ダウンライトで必要以上に照らさない感じがより高級感を演出します。いよいよか...。

3.静寂の注文

席に着いたところで、若めの男性ウェイターさんからおすすめメニューの説明を受け、先輩主導で料理をチョイスしていきます(以下、注文品ですが金額は参考までに)。
なお、ウェイターさんが常にテーブルを気にしてくれているので、注文時には大衆居酒屋みたいに喉を使う必要はなく、目くばせで近づいてきてくれます✨

  • シーザーサラダペコリーノチーズ 2,000円
  • ルーガーズ シズリング 厚切りベーコン 1,600円
  • Tボーンステーキ 64,000円(4名分1㎏)
  • フレッシュ ブロッコリー ソテー 2,000円
  • チーズケーキ 1,700円
  • シーズナルパイ 3,500円前後(時価)

4.感動の実食

注文から体感15分くらいで最初にシーザーサラダとベーコンが出てきました。
(その前に、お通し的な感じでオニオンブレッドが出され、お代わり自由でした。)

自分の知っているVマークの厚切りベーコンと全然違う。というか、ステーキ出てきたのかと思った。
サラダとベーコンは、注文時にウェイターさん伝えておけば、取り分けて出してもらえるみたい。

サラダは、新鮮さを感じられるいわゆるシーザーサラダ。クルトンに代わりガーリックトーストの欠片が入っていて、この後の料理の期待感を高めてくれる一味違うサラダでした。
続いて、ベーコン。「ナイフとフォーク使ってベーコン食べたことあったかな。」と思いつつ一口。
歯が肉の層をブリブリと割いていくのが分かる厚み。香ばしい焼き加減。上質なのか分らんけど口内粘膜に染み入る肉脂。
これは、、、。たかがベーコンと侮るなかれ。普段の食卓のおかずとしてでてきたら、2日間3食このベーコンで白飯を食い続けられるほど十分すぎるほどの食べ応えです。

続いて、お待ちかねのTボーンステーキ(焼きミディアム)とブロッコリー。

直視できない。ナンダコレ(白目)。
常人であれば目が肉圧に耐えられない。目のストックをご持参いただくことをお勧めします。
ササっと写真を撮り終えたタイミングで、こちらもウェイターさんが取り分けてくれます。
ちなみに中心部がヒレで、外側がサーロインだと言っていたような気がします。

にーん。
こんな凶悪な物体を摂取して、自分がどんな感情になってしまうのか分からない。
恐る恐る、しかし確かな高揚を帯びながら口に運ぶぅ。


言葉はいらない。


ただあえて言おう。「ありがとう。」


本当に美味いもの食べた時って語彙力なくなるなーと思います。ただひたすらに美味いんですもの。
肉そのものの旨味、ベーコンとは比べ物にならない肉厚感(ごめんベーコン)、そして繊維を嚙みちぎるのにストレスのかからない柔らかさ。

確認していないので確かなことは言えませんが、恐らく僕の口の中では牛と人間が手をつなぎ合ってマイムマイムを踊っていました。

ちなみに、もう少し焼きたい場合は、焼き面をお皿の淵に当てるとジューと焼けます。
食べ方は、そのままでも十分美味しいですが、ルーガーソース(万能)をかけても良し、個人的にソルト&ペッパーを付けて食べるのがお勧めです!

副菜のブロッコリーもとても美味しかったです。
シンプルな味付けなんですが、絶妙な塩味と美味オイル?がかかっていて、いつものブロッコリーとは違う感動がありました。
「ブロッコリーは蒸しが一番栄養高いんだよ。」とか言わず一回食べてみてください。
心の栄養にはソテーが一番のようです。

既に腹11分目ですが、ラスト。デザートです。

デザートはそれぞれ1個ずつ注文(写真のとおり)し、ウェイターさんに取り分けてもらいました。
シーズナルパイ(写真右)なるものを初めて食べたのですが、パイというのでアップルパイ的なものが出てくるのかと思っていたら、想像とは異なりました。
レアチーズケーキっぽいベースにシロップに漬けられた苺がふんだんに乗っていて、お腹いっぱいでしたが重たく感じることなく、さっぱりいただけました。

最後に食後の紅茶をいただいて、ごちそうさまでした。

5.戦慄の会計

いただくものをいただいたらお金を支払うのがマナーです。
ウェイターさんが真っ直ぐに先輩のもとへ会計明細を持って行き、まるで稽古された殺陣のようなスピードでカードを受け渡し、瞬きをしている間に会計が終了していました。リハしてたんかな。

自分も払う心づもりでお金をおろしてきましたが、まぁ今回は先輩を立てるため財布は収めましょう。
(この後、ソールがすり減るほど先輩の靴をなめ続けたことは言うまでもありません)

会計が終わると、創業100周年を記念して作られたコインの形状をしたチョコレートをいただきました。100周年以降の名物みたいですね。
名物でいうと、Tボーンステーキの残った骨は持ち帰る人が多いとのことなので、せっかくなのでいただいてスープにでもしようと思います。またスープにした記事は後日書きますー。

6.おしまい

以上で、初めてのピーター・ルーガー・ステーキハウス体験記を終わります。
入店時にガチガチでしたが、退店時には少し大人の顔つきになっていたとかいないとか。

初めての利用を検討されている方がこの記事をご覧になり、少しでも参考になれば幸いです。
いつか自分も誰かを連れていける側の人間になりたいと強く思える夜でした。

それでは、ばいっ!

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